<gabriyollyさん対談>ひとりでは起こせなかった「化学反応」 第3回


 


< こんなメンバーで対談してきました >


 
gabriyolly(ガブリヨリ)
http://www.gabriyolly.jp/ 
https://minne.com/gabriyollyjp
文化服装学院専任講師の澁谷さん(写真/中央)とグラフィックデザイナー(hiyocostudio)の山崎さん(写真/右)が中心となって活動するユニット。2014年の結成後、代々木上原のCASE galleryでの展示会開催、2015年には伊勢丹新宿店にポップアップストアを出店するなど、本業のお仕事から一歩踏み出したところでオリジナル作品を次々と発表されています。
阿部 minneのエバンジェリスト(写真/左)
 


<もくじ>

第1回 gabriyollyはじめます!
第2回 異分野だから面白い
第3回 作品が生まれる夜間活動
第4回 これからのgabriyolly



第3回 作品が生まれる夜間活動
 

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阿部
2014年から「ストレンジ・フルーツ」シリーズをスタートされたと思うのですが、今年新しいシリーズをスタートさせるというのは、どういったきっかけがあったのですか?

山崎
もちろん、同じシリーズを展開していくことも大切ではあると思うんですけど、私は「gabriyolly = ストレンジ・フルーツ」が定着する前に、別なことをやっておきたいと思ったんです。作り手としては、もっといろいろ挑戦しておきたいなと。

澁谷
これだけじゃないよ、と。テーマによって、いろんな分野の人と面白いことがしたいんですよね。どんどん新しいシリーズを作っていくことで、違う分野の方達と一緒に何ができるのかっていうことを模索したいんですよね。

阿部
なるほど。可能性がどんどん広がっていきますね。
今、お仕事とクリエイティブな活動というところのお話をお伺いしたんですけど、実際2本柱じゃないですか。どういうふうにバランスを取られているんですか?

山崎
普段はお互い別の仕事をしているので、夜から活動をはじめる感じですよね。

澁谷
夜間活動! 先生業を20時ごろに終えて、それからここに来て21時くらいからやって、24時に終わればいいよねって感じです。

山崎
展示の前とかは、話さなくちゃいけない事もたくさんあるんで、夜中の2時とか3時ってのもあります。でも楽しいですからね。自分の好きなことやってますから。

澁谷
うんうん。たのしい〜!!

山崎
好きなことに没頭してると夜更かししちゃうじゃないですか。あれに近いと思うんです。

阿部
アイディアを形にする過程で、苦労された部分ってどういったところがあります?

澁谷
やはり、布物とそうじゃない物との勝手の違いに苦労しますね。物の大きさによって、テキスタイルのパターンの大きさを変えて、色、形を見て配置していくので細部までこだわりますし。

阿部
ああ、柄は同じサイズで使えないですもんね。

澁谷
そうなんですよ〜。でもその、大きさ何パーセントでって部分は山ちゃんがやってくれるの!

阿部
そういうバランス感覚って、さすがデザイナーさんだなって思いますね〜。

澁谷
そうなのそうなの。

 

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澁谷
あと、価格設定問題かな…。これだって本当はめっちゃ高く売りたいんです!(笑)
作品に手をかければかけるほど思い入れが強くなるんで高く売りたいなって思う一方で、買ってくれる人はそんな手間のことは分からないじゃないですか。だから難しい〜。

阿部
その辺の価格設定の話ってどういう風にされてるんですか?

山崎
お互いに「自分だったらいくらで買う?」という感じで言い合って...。あとは自分の身の回りの人に相談ですかね。

阿部
ちなみに、これはおいくらで?

澁谷
伊勢丹では5,000円で売ったんだよね〜。

阿部
え、そうなんですか! 行ってたら買ったのに…。

澁谷
でもそのときは、あまり売れなかったんだよね〜。

山崎
そう。これは別のECサイトで売っていた時期もあったんですけど、全然売れないのでやっぱり良い写真があればそれでOKというわけではないんだなって思いました。売るためには人が集まるかどうかも重要なので、これからminneで売りたいなって。

阿部
ありがとうございます、嬉しいです。
 

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澁谷
gabriyollyの活動をやっていて思うことは、以前コラボしたかまわぬさんもそうですけど、自分からやりたいって言い続けていると案外、いいよってお返事いただくことも多いんです。

阿部
かまわぬさんとのお話はどういうきっかけで始まったんですか?

澁谷
私たちが展示でお世話になった、代々木上原のCASE galleryのオーナーに、かまわぬさんを紹介してもらって。それからはトントンと…。

阿部
じゃあ、何かやろうか!みたいな。

山崎
やるなら普段かまわぬさんがやらないようなものを作りたいねってことで。ちょうど、イチゴのへたを星に見立てて星座をつくるアイデアがあったので、それを蓄光プリントでやろう!って決めました。

澁谷
結果は大成功! かまわぬさんとコラボするって言ったら、それをめがけて来てくれるファンの人がたくさんいて、instagramとかでどんどん拡散されました。

阿部
いいですね〜!

山崎
「光る手ぬぐい」っていう新しいジャンルができましたしね!

阿部
すごい! 今までにないシリーズっていうのは楽しいですよね。新しい技術が入っているというのも素敵です。
 
「gabriyolly meets かまわぬ “ICHIGO Stars”」(写真提供:gabriyolly)



山崎
伊勢丹での期間は一週間だったんですけど、確か3日目くらいでなくなりました。

阿部
すごい! その後も繋がっていくんでしょうね〜。やりたいなって思った時に、まず動いてみるって大事ですよね。

澁谷
そう。言ってみてダメだったって事はもちろん、やったからこそダメだったってことも分かったりしますよね。前向きな失敗っていうのかな。

山崎
失敗が次につながればいいんですよね。動いてみないと何にもはじまらないですから。

阿部
伊勢丹新宿店で、ポップアップショップをやるというお話を聞いたときどうでした?


 

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「gabriyolly展〜奇妙な果実との出会い〜」(写真提供:gabriyolly)
 

澁谷
最初は、叫ぶくらいやったーっ!て思ったんですけど、現実を見るとだんだん、大丈夫かな〜私たちできるかな〜って思ったよね〜(笑)。

阿部
何が一番大変でしたか?

山崎
最初に商品リストを提出したときに、売り場スペースに対して商品の数が少なすぎると言われたんですよね。ハンドメイドのものをどう大量に作っていくかっていう問題に直面して。それで、商品を多く用意することと同時に、展示にボリュームを持たせた見せ方を試行錯誤して考えていきました。

阿部
へえ〜。伊勢丹さんからこれくらい必要だと言われていたボリューム感からすると、商品の数は少なめではあったということですか?

山崎
缶バッチのような細々とした物は作れるので、数はギリギリクリアできた感じですね。でも始まってみたら、もっと作ればよかったなっていうものもあったり、売れ残っているものもあったりして。

阿部
難しいですよね、何が売れるのか分かんないですし。でも、この経験が次に向けてプラスに繋がるんでしょうね。あと、ぜひお聞きしたかったのが、インターネットの活用の場としてminneを選んでいただいた理由はありますか?

山崎
プライベート的なことで言いますと僕は、IID 世田谷ものづくり学校に入居しているのでminneのアトリエさんとのご近所付き合いであったり、澁谷と阿部さんがお知り合いだったりすることでしょうか。

澁谷
私は、「服を作ること」や「物を作ること」って楽しいし面白いことだよっていうことを買う人はもちろん、作り手の人たちとも共有して刺激し合えればいいなって。minneを通じてそんな活動をしていきたいなって思ったんですよね〜。

阿部
嬉しいです! 作り手の方にもっていう視点。まさに、今回のインタビューにぴったりですね。

 
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澁谷
私たちみたいに伊勢丹のイベントで活動をしてる人もいたり、minneっていろんな作り手さんが参加していているのが良いなって思います。すごい物を作っている人もたくさんいるから負けてられないです(笑)!

阿部
ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。色々な作家さんにminneをご利用いただいているのですが、gabriyollyさんのように、実際に伊勢丹さんのような場で実績を積まれている方もminneを使っていただいているということを、もっと広めていけたらなと常々思っていたので。この対談が良い機会になればな〜と思っております。


 

(続きます)
 



<infomation>




「gabriyolly展〜invisivle:みえないもの〜」
日程: 2016月2月28日(日)〜 3月13日(日)
時間: 12:00 〜 22:00(※ 2/28は18:00まで)
場所: CASE gallery 東京都 渋谷区大山町18-23

今回のテーマは「invisivle:みえないもの」。”引力”や”熱”といった”みえないもの”に着目した、全く新しいテキスタイルデザイン。また、2014年に開催した「strange fruits:奇妙な果実」に続くコラボレーション企画、gabriyolly meets〜シリーズでは、テキスタイルデザイナー氷室友里氏との展示も同時開催。


 


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