<gabriyollyさん対談>ひとりでは起こせなかった「化学反応」 第4回


 


< こんなメンバーで対談してきました >


 
gabriyolly(ガブリヨリ)
http://www.gabriyolly.jp/ 
https://minne.com/gabriyollyjp
文化服装学院専任講師の澁谷さん(写真/中央)とグラフィックデザイナー(hiyocostudio)の山崎さん(写真/右)が中心となって活動するユニット。2014年の結成後、代々木上原のCASE galleryでの展示会開催、2015年には伊勢丹新宿店にポップアップストアを出店するなど、本業のお仕事から一歩踏み出したところでオリジナル作品を次々と発表されています。
阿部 minneのエバンジェリスト(写真/左)
 


<もくじ>

第1回 gabriyollyはじめます!
第2回 異分野だから面白い
第3回 作品が生まれる夜間活動
第4回 これからのgabriyolly



第4回 これからのgabriyolly
 

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阿部
minneに期待していることって何かありますか?

澁谷
若い世代の人たちもどんどん参加していけるようにワークショップのような、まずは体験をしてみるっていう取り組みを、これからも提供し続けていってほしいなって思います。日本ってものづくりの国なので、私もいつかやってみたいなっていう希望が持てるような広がり方が理想ですよね。

阿部
そうですね。まさにminneのアトリエはそういう場所でもあるので、2人のスタッフが常勤しています。ものづくりの相談ごともどんどん持ってきていただければなと思っています。

澁谷
もちろん一人ですることも大切なんです。でも、相談できる相手がいると、「あ!こんなことできちゃうんだ」って気づけることもありますよね。一人ひとりの作家さんがminneという場を通して交流することで、繋がりが生まれるって素敵だと思います。

山崎
例えば、gabriyollyが発表したテキスタイルを使って他の作家さんがスカートを作ったりね。僕らは、他のジャンルの人とやるときは、「gabriyolly meets 〜シリーズといって、「gabriyolly meets 旅するコンフィチュール」や、「gabriyolly meets かまわぬ」と、相手のフィールドに入りながらgabriyollyのフィルターを通して形に落とし込んだものを制作しています。今後、「gabriyolly meets minne」という形で、例えば気になっているminne作家さんたちと我々が一緒に何かやっていく企画なんてできたら面白いと思いますよね〜!

阿部
良いですね〜! ものづくりされている作家さんって孤独なんですよ。

澁谷
そうなんですよね、分かります。

阿部
個人で作られていると普段、会話がないじゃないですか。だから、イベントなどを開催すると作家さん同士で交流できるので、仲良くなってその後コラボレーションされる方とかいらっしゃるんですよ。

澁谷
そうですよね。たまたま隣だったからっていう理由で仲良くなったりしますもんね。

阿部
minneでは最近、作家さんが波佐見焼の蕎麦猪口コラボレーションできる取り組みをしたりしているんですけど、焼き物を作っている窯元と個人が取り組みを始めるのは大変ですよね。minneが間に入ることによって、個人の作家さんでもコラボレーションできて活躍が広がるような仕組みとして、今後も提供していきたいなって思うんです。

澁谷
わあ、夢が広がりますね。

山崎
波佐見焼やりたいね〜。焼き物いいな、次は陶器やろうかな。
 

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阿部
世の中にブランドを定着させていく上で気をつけられていることって何かありますか? 

澁谷
私たちはテーマとして「置いているだけで絵になる」みたいな、飾っておきたいものを作っていきたいと思っているんです。

山崎
使う人を限定させず、多くの人に使ってもらうことを考えた時に、パッケージのデザインは無印良品くらいベーシックなものにしようと考えました。実際、そうすることで作品が引き立つこともありますし。

阿部
自分の作品の世界観に合わせてパッケージも可愛い感じにしようっていうのが、今までのパッケージの考え方や統一感を出す方法の一つだと思うんですけど、お二人がやっていることってそこにギャップを生むことですよね。

山崎
そこは伝えられるといいですね〜。バナナ切ったらキウイの柄とかって、やっぱりパッと見だとバカっぽい柄じゃないですか(笑)? だけど、これに説得力を持たせているのがgabriyollyのロゴマークだったり、パッケージだったりすると思うんです。
カワイイものをカワイイままで見せることが果たしていいのか。ブランドとして考えていくには、その辺のバランスなんですよね。

阿部
なるほど。そういう意味ではminneも一緒で、世の中の人のハンドメイドに対するイメージを高めたいなと思っているんです。今までセレクトショップや百貨店で物を買っていた人が、ハンドメイドって魅力的だねってなって、自分に最適なモノに出会って買うという文化ができるといいなと思っています。

 

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阿部
さて、楽しみな今年の新シリーズ「invisible」。その辺のお話もお聞きしたいなと思っております。

山崎
今度の展示は『みえないもの』がテーマです。単純にモチーフを描くのではなくて、そこに”引力”とか”熱”とか”見えない力”みたいなものを感じさせる柄をデザインしてみよう、と。「テキスタイル」を使ったプロダクトは今回ももちろん制作するんですが、目玉としては、新しく制作したオリジナルの「照明」ですね。

阿部
おお!!! わくわくしますね。

澁谷
私が研究している、リップル加工っていうもので、特殊な溶剤をプリントすると生地が縮むんですよ。
触ってもらうわかるんですけど。

阿部
へえ〜、なるほど。生地密度が濃い箇所は、染めた時に色が濃くなるっていうことか。

澁谷
絵柄を見せるんじゃなくて、濃淡で見せているんですよ。

山崎
コップの中の水を、素材のテクスチャーだけで表現するためにたくさんテストしました。ドットの大小、形状、ストライプやチェックのパターンなどを色々試して…。最終的にシンプルなドット柄が炭酸水のシュワシュワ感を表現できたんです。

阿部
かわいいですね〜。実験的というか挑戦的な作品ですよね。

山崎
そうなんですよ。職人さんのようにこの方法だけでって、こだわりを持たれている方もいると思うんですけど、私たちは後に残るような新しいことをやりたいなって希望があるので、こうゆう「トライ&エラー」は続けていきたいなって思います。

 

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阿部
これまでだって、当時の最先端の加工や技術を、その時の職人さんがやってたものが後に伝統工芸というものと言われるわけですし。その時代の新しい技術だったり、表現の方法を定着させて次の作品を生み出すっていうのは大切ですよね。

澁谷
でも、出来上がりがかっこいいものでないとね、新しい技術も注目されずに廃れてしまうかもしれない。そこにチャレンジしている感じですね〜。

山崎
やらない限り形にならないかなって。gabriyollyは結局、それの連続なんですよ。
 

 

阿部
実際にかっこいいものに仕上がってますし、楽しみです! 仕上がるとまた印象が変わるんでしょうね。展示会見に行かせていただきます、今日は素敵なお話を聞かせていただきありがとうございました。
 

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(おしまい)
 



<infomation>
 

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「gabriyolly展〜invisivle:みえないもの〜」開催中です!
日程: 2016月2月28日(日)〜 3月13日(日)
時間: 12:00 〜 22:00(※ 2/28は18:00まで)
場所: CASE gallery 東京都 渋谷区大山町18-23

今回のテーマは「invisivle:みえないもの」。”引力”や”熱”といった”みえないもの”に着目した、全く新しいテキスタイルデザイン。また、2014年に開催した「strange fruits:奇妙な果実」に続くコラボレーション企画、gabriyolly meets〜シリーズでは、テキスタイルデザイナー氷室友里氏との展示も同時開催。


 


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